●Story
『……夏が来ると思い出す、このままではいけないと思っている、でも、どうにも出来なかった……』
過去のトラウマに囚われ、未来への一歩を踏み出せずにいる青年、日下部和人(くさかべかずと)
自分を通して自分以外を見ている和人の心を知りつつも思いを寄せる心優しい青年、五十嵐剛(いがらしたける)
剛との何気ない日々、 いつまでも忘れる事の出来ない記憶。
『そろそろ、決着をつけないとな…』
ある夏、和人は決心する。
「ねぇ剛、ちょっと遠いんだけど、一緒に来て欲しい所があるんだ…」
「友達の、一生忘れられない大切な友達のお墓参り…」
「それから…剛に…聞いてもらいたい事があるんだ… 」
剛の為、自分の為、そして「アイツ」の為に…
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